免疫とLPS

マクロファージとLPS

マクロファージとは

昨今LPSはマクロファージの活性化をする成分として注目を浴びていますが、そもそもマクロファージとはどのようなものなのでしょうか。
マクロファージは血液中の白血球にある免疫細胞の一つですが、それと同時に複数ある免疫細胞に指示を与える司令塔のような存在。顆粒球に対して体内に侵入してきた細菌への攻撃を命じたり、B細胞やT細胞に異物の情報を伝えたり、それに見合う抗体を作らせるなど、免疫細胞を上手にコントロールしています。また、マクロファージは「大きい=マクロ」「食べる=ファージ」という名前の通り、がん細胞や酸化した脂質、変色したたんぱく質などの老廃物、ほこりに至るまで、体内にある不必要なものすべてを食べて処理をしてくれる、いわば体内の頼れる掃除屋さんの役割も果たしています。さらにマクロファージは、臓器や器官のサポートも行っているため、マクロファージが働かなければ、健康を維持することはできません。

免疫とLPS